チンクのドアのスプリングが折れていたのを直した

2022/01/04
旧チンクのドア

9月11日のこと。

ベランダでビールを飲みながらツイッターをチェックしていたら、「ドアチェックスプリングが折れちゃった」と写真付きのツイートを見つけて、なんとかんく違和感があったので自分のチンクを見に行ったら自分のにも無かった。そういえば昼間に乗った際になんか違和感があったんだよね。本来は上の写真の中央にスプリングがある。

本来このスプリングがないと半ドアで止まらなくなるらしいのだけど、自分のはスプリングがなくても止まっている。じゃあこれ直す意味あるの?と思いつつも直すことにした。

しかしドアハンドルやウィンドウハンドルは取れたものの、内張りが取れない。検索してみたけど内張りで手こずっている人がいないので、どの記事も「内張りをとったら次は〜」という感じで一言で終わっている。しかしそんな中にも書いている人はいた。どうやらこの内張りはたわむらしい。

見れば分かるが内張りのボードを上下で挟んでいるだけなので、たわませて上部から外すとなんとか外すことができた。かなりたわませるので、割れないか怖かった。

旧チンクのドア

内張りを取った状態。湿気防止のビニールが貼ってある。

旧チンクのドア

ドアの下部に溝があるので手で探ってみると折れたスップリングを発見した。もう1パーツ、ローラーがあるみたいだけど溝になかったので、もう少しネジを外していく。

旧チンクのドア

塗装を傷つけないように気を付けながら、この黒いカバーをマイナスドライバーでほじって取る。

旧チンクのドア

取れたらネジが見えるので、このネジを取るのだけど結構硬いので舐めないように頑張って回す。

旧チンクのドア

取れたら反対側が見える。

旧チンクのドア 旧チンクのドア

取れたネジと薄汚いローラーが出てきた。ローラーの真ん中の穴にネジが入って止まっているので、溝に落ちてなかったわけだ。

旧チンクのドア

こんな感じでスプリングが当たる部分だけ削れている。今思えば、このパーツは交換せずにスプリングが干渉するのを違う部分にしてやれば再利用できたのではないかと反省。

内張りを戻すのが難しそうなので、直すまでこのままスケルトン仕様で乗ることにした。でも結局この状態で乗る前にパーツが届いた。9月20日、届いたパーツの取り付けをする。

旧チンクのドア

ONTARIOさんからパーツが届いた。いつも買いますってメールの返信をした次の日には届くので、対応が早すぎて毎度驚く。コロコロはプラスチックではなく耐久性のある真鍮製にした。その後聞いた話によるとこの真鍮製のパーツは意外とレアパーツだったらしい。まだ在庫があるみたいだったので、探している人はいかがでしょう?しかし真鍮製は当然プラスチックと比べて硬いので、削れない分スプリングに負担が掛かってスプリングが折れやすいとか折れにくいとか。

旧チンクのドア

どうやらこんな感じで挟んだ状態で使うらしい。

旧チンクのドア 旧チンクのドア

真鍮製と比較。

旧チンクのドア 旧チンクのドア

ウレアグリースを塗った。グリースも調べてみると色々種類があって、ネットで軽く調べただけでは違いが全くわからなかったので、諸先輩に習ってウレアグリースを選択。

旧チンクのドア

どうやらこういう向きで取り付けるみたい。このスプリングは左右共通らしいので、助手席側に付ける場合は上下逆で付けるみたい。

旧チンクのドア

プライヤーでグイッと曲げてなんとかはめ込めた。はめ込む前にグリスを塗るのを忘れていたので、上下から申し訳程度にグリスを注入した(後にオートマイスターさんにて、この部分には特にグリスは必要ないと教えていただく)。

旧チンクのドア

ドアの内側は錆なのかなんなのかわからないけど毛羽立っている感じがしたので、ついでにサビ対策としてKURE 6-66でギトギトにしておいた。

関連記事:FIAT500RをKURE 6-66で油まみれにして錆止めをする

旧チンクのドア

内張りの穴の部分。多分納車の時に新しく作ってもらった感じの新しさは感じるんだけど、そもそも素材が結構脆そうで、あんまり雑に作業しているとどんどん穴が広がりそう。

旧チンクのドア

できた!

ちなみに後日オートマイスターさんへ伺った際にこの件を話してみたら、このスプリングが付いている部分は構造上削れてくる上に、板金するにもかなり手間の掛かる場所らしく、マイスター自身はスプリングを意図的に外しているとの事だった。ということは全く無駄な作業だった?ん?

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