FIAT500Rのすだれを改良した

2022/01/05

5月15日から6月5日頃のこと。

FIAT500Rはキャンバストップがついており、ボディが小さく天井が近いためか、開けるととても開放的に走ることができる。ただ長浜スパーランド付近の高速道路を走っていると、強い浜風で開けて折りたたんだキャンバストップが風に煽られ、「バンバンバンバン!」とボディに打ち付けられた時は怖かったので、あまりにも風が強いシーンでは締めておく必要があります。これは完全にボディに傷いったな…と思ってSAで止まって確認すると無傷だったが、それ以降は高速道路では開放しないようにしている。

納車後、最初の夏にキャンバストップの部分にすだれを装着した。

すだれ すだれ すだれ

こんな感じで隙間にマジックテープを通してすだれを固定していた。しかしマジックテープで固定しているのが原因で天井のアーチに沿ってしまって曲がってしまっているので少々見栄えが悪い。

すだれ

マジックテープで巻き取る事も可能。冬場は外さずにずっと巻いて吊るした状態だった。

すだれ

前はフックでキャンバストップを留める金具に引っ掛けているだけ。

すだれ すだれ

垂れないテンションになるまで長さを調整(マジックテープ側で巻きっているだけ)している。

すだれ

しかし装着直後からすだれの素材が悪かったのか、ポロポロとカスが落ちてきて、どこからしらにすだれのカスが落ちている状態が続いていた。なんとかできないかとずっと考えたり考えなかったりしていたけど、この度すだれの素材をよしずからカスの出にくいであろう竹へ変更して見ようと思い立った。

すだれ

そうなると他の気になっていた部分もやらずにはいられなくなってくる。すだれを固定することで天井のアーチにに沿ってしまうのをなんとかしたいのだ。他に取り付けられる場所はないかと車内を観察しても、やっぱり天井のアーチ部分しかなさそうである。よーく天井のアーチを観察しているとM4のネジの足が出ていることに気がついた。

このネジに紐を結んで更にナットで締め上げてはどうか?しかし紐の結び目が解けたら不安である。何か方法はと考えを巡らしていると思いついた。

すだれ

アイナットである(モノタロウで買った)。

すだれ

アイナットだけでは長さが足り無さそうだったので、スペーサーも購入した。早速付けてみたらバッチリだったが、写真を撮り忘れたので、後ほどすだれ装着の様子と共に紹介する。

すだれ

これが今まで使っていたすだれ。確か加工せずにコーナンで購入したまんまの長さで2~300円くらいだったように思う。

すだれ

色んな所がこの様にボロボロになっている。

すだれ

今回購入した竹のすだれ。値段は倍の700円くらいした。

すだれ

見るからにしっかりしていて、よしずのようにボロボロとは落ちてこないだろう。サンシェードやPVCのすだれも検討したが、サンシェードはなんかザラザラしてそうなのと、PVCは趣がないので却下した。

すだれ

一番小さいサイズでも大きいので、サイズを鉛筆で書いてのこぎりでカットしていく。ホビー用ののこぎりなどが良いらしいが、持っていないので目の細かい糸鋸でカットする。

すだれ

すだれ

カットできたと思ったら、肝心の本体に差し掛かったら竹が細すぎてブレてのこぎりでは切れない事が判明。仕方ないのでとニッパーで地道に切っていった。これは結構疲れる作業だった。

すだれ

両端が切れた。

すだれ

切り離した両端には、バラけにくいように黒い紐が2本近い位置で編まれていたが(1つ前の写真)、この状態では端っこ感がなくなってしまった。

すだれ

仕方ないので、切り離した部分の紐を剥ぎ取って編むことにした。

すだれ
チマチマ…。この時に「すだれを編んでいます」とツイートしたら、すだれ屋さんのアカウントがいいねしてくれた。

すだれ

編めた。結構時間が掛かってしまった。ただ今のすだれを竹の物に変えるだけのつもりだったのに。

すだれ

すだれ自体は紐で吊るすとして、フック側も改良がしたくて、結束バンドでS字フックを固定するのではなく、すだれにそのままS字フックを固定できないかと思ってプラモ用のヤスリで溝を掘った。

すだれ すだれ

この状態から紐で結んだりして、結束バンドに頼らない方法を色々考えてみたが上手く行かなかった。電動ドリルで穴を空けてS字フックを通そうかとも思ったが、竹にそこまで硬さも無いだろうし断念。

すだれ

とりあえず吊るしてみた。今のように垂れずにテンションがかかるよう、不要な部分を巻き取って調整するのではなく、ドンピシャの長さで作りたいのだ。あ、そうそう、アイナット+スペーサーに紐で結んでいる状態ね。アイナットはしっかり固定できているので、すだれ以外にも使えそうで装着した瞬間はその可能性に脳汁が出た。

すだれ

S字フックどうするの問題に悩む中、丁度Instagramで強力マグネット式を紹介している動画を発見したので真似してみたら、あまりにもボディに勢いよく貼り付くので、流石に傷がいきそうでちょっと怖い。主に巻取り担当の妻に相談したところ巻取り式の方が楽だから、巻取り式でやれと言われマグネット式はウチでは不採用になってしまった。

すだれ

S字フックを紐で縛って更にコードストッパーで解けないように保険を掛けてみたが、流石に邪魔すぎる。他にも色々ためしたが、もう諦めて最初の結束バンド案にすることにした。結束バンド+S字フックを超える方法が見つからない。

この間、すだれの長さをドンピシャに合わせるために、5,6回すだれの長さを調整した。結び目が多いので、1回30分ほど掛かるし編み方が均等でないとテンションを掛けた時に伸びるので再調整…といった具合でかなり苦労した。

もう一点、問題点してはS字フックをつける側の竹がテンションを掛けると嫌なテンションで反ってしまう。今回、吊るしている側が太い竹(本来すだれを吊るすように窪みがある)にしていたので、S字フック側は細い竹になっていたのだ(本来すだれを使う時の下側)。何かステーを挟むか、それともすっぱり棒のような鉄の棒に換装して使うか…と考えた結果、結局もう一個同じすだれを買ってきて、太い竹の部分だけ抜き取って移植することにした。

すだれ

上が元々付いていた細い竹。下が移植する太い竹。移植すると本来すだれを吊るす際に使う窪みが上下にあるすだれができあがる。

すだれ

太い竹を使用することで、全体のサイズが変わるのでまた調整。

すだれ

S字フックは揺れが気になっていたので、3つのS字フックを接着剤で突っくけてみた。

すだれ

車に装着した。吊るす方法もテント用の細引きを使用するつもりだったが、結び目のほつれの心配があって、やっぱりマジックテープで吊るすことにした。

すだれ すだれ

S字フックを掛けるので前は少し隙間が空くが乗っていると全然気にならない。

すだれ すだれ

このフックが安定しすぎて外しにくい。

すだれ

巻き取った状態。アーチに沿ってすだれの端っこを少しカットしているのがわかるだろうか。なかなか時間がかかったが、満足の行くものができた。

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