初めてのジオラマ作り
まずボディがプラスチックではなくて鉄で出来ていたので、シャーシとボディをバラして、10年ほど前に買った塗料剥離剤をボディに塗ってみました。ライトやキャンバストップといったプラスチックパーツは、ボディに接着してあったので、取らずにそのままです。
一度塗って見たんですが全然剥がれる気配がなかったので、もう一度べったりと塗ってラップをして垂れずに浸透するようにしました。
バリバリになりました。無残にもプラスチックパーツにも浸透してプラスチックパーツはふにゃふにゃになってしまい、元に戻らなくなりました。小さいパーツは完全に溶けてなくなった部分もありました。この時点で色を塗り直して、元のシャーシに乗せて、「はい、完成」とは言えない状態になりました。とりあえず中途半端なので全部塗料を剥がします。
バリバリのところを触りたくなかったので歯ブラシでこすりました。全部は取れなかったので、再度塗料剥離剤を塗りました。
塗料が取れました。細かい部分はダイソーで買ったスチールウールで磨きましたが結構大変だったので、普通に塗料剥離剤を流し込めばよかったです。ともあれ、このピカピカな状態でも”なんか作った感”があったので、これで完成でも良いかな〜と思いました。
しかしこういうタイプの超合金フィギュア的な物って、ライトなどのプラスチックパーツもすべて鉄で出来ていて、パーツ欠けがあるのはなんだか変です。とりあえず所有しているFIAT500と同じダークグレーに塗ります。
シリコンオフで脱脂してからサーフェイサーを何度か塗りました。
サーフェイサーが完了して部屋に入れてもらったところ。
塗っている時の写真を取り忘れましたが、勘で買ったタミヤのアクリル塗料XF-91がバッチリ色が合いました。現行車のように若干ラメっぽい感じが全く無いプレーンなダークグレーなので、タッチペンも合う色がないんですよね。
写真の下方にあるのは窓のプラスチックパーツです。塗料剥離剤を塗る前に外していたので、残っていました。マスキングをして窓枠のゴムパーツを塗っているところです。
マスキングが甘くてはみ出ました。
普通に塗ってもだから何だよって感じだったので、朽ちさせることにしました。朽ちさせる事で、プラスチックパーツが無いことも辻褄が合うのではないかと思ったからです。立体物の着色はあまり経験がありませんが、立体的な塗り絵と考えれば気が楽です。とりあえずサビっぽい色を塗りました。
パーツごとにマスキングして塗りました。
サビってもっとザラザラしてるよなと思って、適当にパテで盛ってみました。
パテで盛ったところを着色しました。
細かいパーツもマスキングして塗っていきますが、結構はみ出ました。
朽ちるほど錆びてるってことは、雨ざらしになってサビるわけだから、サビが雨で流れているはずだと思って薄く茶色を塗りました。
この辺から限られた色のタミヤカラーをスポイトで皿に取り出して混ぜて…っていう作業が面倒くさくなりました(そもそもスポイトで取るのが正解なのか知りませんが)。アクリル塗料なんだったら、絵画用でも同じなのでは?と思ってリキテックスのアクリル絵の具を使うことにしました。
雨ざらしってことは風雨にさらされているってことだから、砂埃や塗装の焼けや傷がないとおかしいので、全体を薄いベージュを塗りました。
少しづつ馴染んできました。
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