菓子職人への道

2020/08/25

ふと19年前のNHK朝の連続テレビ小説『あすか』を全て見返したら、和菓子を作りたくなったので作りました。和菓子は作ったことなかったので、本を見ながら作ります。

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和菓子は季節を模しており、季節にあった菓子を作らねばなりません。パラパラっと本を眺めて、あ~これいいな〜と思ったものが丁度5月の菓子『唐衣』でした。手始めに餡を作ります。

小豆を煮ます
はじめて作った粒餡です

コトコトと小豆が茹で上がるのを待つのは、凄く時間がゆっくり流れる感じがして心地いいです。味見してみると、結構ちゃんとアンコです!:)しかし、『唐衣』の作り方をよく見ると漉餡だったので、とりあえず粒餡はコールドスリープさせて、来るべき時に備えます。では、すぐに漉餡を作りたいところですが、結構時間がかかってしまったので、後日、漉餡を作りました。

煮立った状態です
完成!

一応、本には馬毛の漉し器を使いましょう!と書いてあるんですが、楽天で見てみたら4,000〜7,000円くらいするではありませんか…!一生モノだと思いますが、初心者が買うにはハードルが高いな、ということで今回はザルで代用しました。しかし、小豆の湯で具合が甘かったみたいで、なかなか漉せず(小豆が全然潰れない)深夜3時くらいに、ザルを潰す勢いでギュッギュッやってました。諦めてふて寝し、翌日もう一度ほろほろになるまで茹でてみたら、あっさり濾すことができました。お次は『唐衣』の生地を作ります。

上用粉などを溶いたもの
砂糖の量にドン引きです

生地を蒸して、『おたべ』みたいな生地を作ります。一応、食紅で色をつけたんですが、食紅が熱で無効化されてしまいほぼ無色になってしまいました。最大A4サイズくらいまでしか生地を広げられない狭すぎるキッチンで、伸ばし棒で生地を伸ばし、四角く切り分けます。切り分けたら、今度は漉餡で餡玉を作り、生地で餡玉を包んで完成です。

漉餡を生地で巻いて完成です
微妙に食紅が残っています

なんとか『唐衣』完成までできました。途中、他の形も作ってみたくなったので、花っぽいものも混ぜてみました。この花っぽいものは、餡玉を完全に包む形になるので、餡玉が丁度真ん中にくるようにしなければなりません。『あすか』では、あすかが職人になりたての頃に失敗し、禄さんに捨てられてしまうシーンが有名ですね。私は既にあすかの失敗を見ているので、良い感じに餡玉を真ん中に持ってくることができました。

肝心の味はというと、普通に美味しかったです。しかし砂糖をあんなにも入れているので、大量に食べるわけにはいかない。。お菓子で太る意味がようやくわかりました。。砂糖を投入する際、本当にこれであってるの!?って何度も確認してしまいましたw

『あすか』を見てから、和菓子って面白いなと思うようになり、よく買うようになりましたが、最近和菓子ブームが来ていると風の噂を耳にし、少し複雑ですw近い内に、『あすか』聖地巡礼をします:)

以下はお店で購入した和菓子です。何もかもが違う〜!