マイナンバーカード(個人番号カード)を発行してきた

2020/08/25

本日、遅刻という代償を払いながらも、出勤前にマイナンバーカードを取得してきた。なんと無料で発行できたが、真面目に税金を収めているのでその恩恵と言えよう。ちなみに今日までの手続きが結構時間がかかった。以下、流れを記しておこう。

そろそろe-Taxを導入しようと思い立ち、e-Taxについて調べたところまず電子証明書で躓いた。

電子証明書はどれも年間で数百〜数千円のランニングコストがかかってしまうようだ。士業でもないし、せいぜい年に数回しか使わないカードにお金を払う気になれず、取得の手順も多くて心が折れそうになる。というか何度も折れたので、カードリーダーだけ購入して、今の今まで放置していたという経緯がある。事実、通知カードが届いた当時、申請したが面倒になって見送った。

色々調べた結果、今回はマイナンバーカードを電子証明書に使用することにして、発行申請をネットからやろうと思ったら、申請書IDが必要だった。

参考:パソコンによる申請方法

申請書IDとは、通知カード(ペラペラのやつ)には記載がなく、検索したところ、通知カードが送付されてきた際の周りの紙に記載がされているっぽいことがわかった。構造的に通知カードが本体で、それ以外は捨てて良いものと判断してしまっていた私の手元には、当然の如くその”周りの紙”はない。

目の前のモニター上にはマイナンバーのウサギが「こうやるんだよ〜☆カチャカチャ…ッターン!」という表情で薄ら笑いを浮かべている。そう、私はいま、このウサギ以下なのだ。ウサギにできることが私にはできない(辞めたい)。もう既に諦めムードが漂いだしたものの、奇跡的に郵便による申請方法を発見。最高!

マイナンバーカード総合サイトのヘッダー部分には「マイナンバーカード総合サイト」とあるが、サイトの要所要所に「個人番号カード」と文言が出てくる。違うカードなのか?と思いそうだが、恐らく英語か日本語かだけで同一のカードである。普段しない作業だし、混乱するのでできる限り統一してほしいと切に願うが、個人的にはもうマイナンバーカードは取得したので次回のサイト制作の時は一緒にがんばろ?

通知カードを見ながら書類に書き込んでポストへ投函。電子証明書さえ手に入ればなんでも良かったので、写真は会社の廊下に丁度いい白背景があったので、スマホで自撮りしたものを印刷して貼り付けた。果報は寝て待てという先人の言葉のとおり、泥のように眠って待っていたら、2,3週間程してやっと「準備ができたので取りに来いハガキ」が到着した。いちいち測ってないので、正確ではないけれどとても長かった。

そして本日、区役所へ。「暗証番号を4つ決めろ!控えは渡す!」と言う事で、セキュリティ意識の高さを誇示するべく、渡された紙に小文字大文字数字の乱数を書き込んだが、後ほど小文字が使用できない事が発覚し上書きで修正。暗証番号は「1.署名用電子証明書用暗証番号」「2.利用者証明用電子証明書用暗証番号」「3.住民基本台帳用暗証番号」「4.券面事項入力補助用暗証番号」の4つで、名称がとてつもなく長い。なぜか2,3,4は共通でも別でも良いらしいが、民間企業の民としては、じゃあ最初から共通で2項目だけにした方がいいじゃんと思う。

その後、専用のPCに自分で入力して完了。暗証番号の控えは、てっきりPCで印刷したものかと思ったら、先ほど自分で書いた紙自体が控えだった。小文字で書いた部分を大文字に書き換えたりでとても読みづらい。なお、今回発行手続きに訪れたのは、京都市*区役所なので、他の役所では少し違うのかもしれない。

ちなみに通知カードと引き換えらしく、免許があればいいっしょっというノリで行ってしまった私は持ち合わせおらず、後日郵送する事になり返信用封筒を貰った(切手なし)。しかし通知カード(個人番号)は絶対に人に教えないでください!!という触れ込みで始まったマイナンバーシステムなのに、普通郵便で送っていいのかな〜いいんだろうな〜。

そんな感じでようやく手に入れたマイナンバーカードは、桜を感じるピンク色でなんかこう、凄く病院っぽいデザイン。変な自撮り写真も載っているので「これがワテのマイナンバーカードや!(どやぁ)」と人前には出しにくい。むしろ人に見せちゃいけないからいいのだけれど。

ところで住基ネットってどこ行ったん?

参考:社長!法人のe-Tax利用時に代表者の住基カードの電子証明書が使えるみたいですよ!