スーパーカブのレッグシールドの割れを頑張って直す

無残に割れたレッグシールド。ふと調べてみるとレッグシールドの割れの修理は定番の方法があるらしい。

前の記事 – スーパーカブが破壊されていた

スーパーカブのレッグシールドの素材はポリプロピレンでできており、一度溶かしてから冷ましてやると固まるので割れている部分も直るみたいだ。その際に金属のメッシュを一緒にレッグシールドに埋め込んでやると、新品に比べるとやや強度の不安を解決できるという方法みたいだ。出荷台数が多い車種はトラブルが起こった時に強い。

材料は金属メッシュだけなので費用も掛からないということでやってみることにした。何よりカッティングシートを貼っただけの痛々しい状態で乗るのは、破壊された身からするとなんか悔しい。

参考 カブ&ピースお奨めレッグシールド補修法

用意するもの

  • 半田ゴテ(平らなタイプの方が良さそう)
  • 金属メッシュ(ダイソーのザルを解体)
  • 金属用のハサミ
  • マスキングテープ(無くても良い)

ダイソーのザル

まずはダイソーで目の細かいザルを買ってきた。どれくらい使うのかわからなかったので、200円商品の大きい物にした。

ダイソーのザル

ペンチで引っ張ったら解体できた。

スーパーカブ

たまたま持っていた金属用のハサミで短冊を作る(ペンチでは切れなかった)。これを更に切手サイズに切ってから使った。この際、何かトレーの上で作業しないと、細かいメッシュが散乱して家族に怒られるので注意。

スーパーカブ

カッティングシートを剥がした状態。正直カッティングシートでも風になびくことはなかったので、機能に問題はなかった。

スーパーカブ

割れてブラブラしてしまうので、マスキングテープで仮止めした。欠けもなく綺麗に繋がった。

スーパーカブ

小さく切ったザル。

スーパーカブ

半田ゴテをザルの上から押し付けると、レッグシールドが溶けるのでそのままザルを沈み込ませる。この時に半田付けと同じ様にレッグシールドの溶けた煙が部屋中に充満するので、必ず換気をしながらしないと家族に怒られる。集中していると半田ゴテの先端以外の部分がレッグシールドにあたって少し溶けてしまったが気にしない。

スーパーカブ

内側から見た状態。

スーパーカブ

何度か繰り返した状態。割れた部分全てにザルを埋め込むとかなり時間が掛かりそうだったのと、ザルを埋め込まなくても結構しっかりくっ付いたので、少し間隔を開けながらザルを埋め込んだ。

割れが大きいので一部半田ゴテで溶かして仮止めした。

スーパーカブ

ザルを埋め込むと表面がズタズタになる。平らな半田ゴテならもう少し滑らかにできたかもしれないが、この為だけに平タイプを買う事はできないので、先細りの通常タイプで頑張る。

スーパーカブ

下手な漆喰塗りみたいになってきた。もう後には引けない…。

スーパーカブ
15分くらいでできると思ったのに1時間半ほど掛かった。何箇所か抑えすぎて貫通してしまったが、溶かして穴を塞いだのでセーフ。

しっかり埋め込んだザルも半田ゴテを離した瞬間に少し浮き上がってしまって、ところどころザルの金属が顔を出しているので、手で触ると金属のササクレが刺さってしまう危険な状態に。凸凹も激しいので、ペーパーを掛けてみたが、何となくマイルドな手触りになるものの、疲れてしまったのでそのままで使用することにした。

スーパーカブ

内側はそのままだと割れ目が見えた状態になっていた。割れ目が見えているということは、完全には接着できていない状態なので強度が弱いと思われる。そのため内側からはザルは使わずに、軽く半田ゴテを当てて割れ目を継ぎ接ぎしておいた。外側よりも見た目は良くなったし、メッシュが浮き出ていない分、安全で凸凹も少ない仕上がりとなった。ザルはめちゃくちゃ余ったので、奮発して200円商品など買わなければ良かった。

戻った弾力感。どやぁ!

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