道端で落し物をたまに見かけるのだが、ポストの上に靴が置いてあったり、電柱に鍵が引っ掛けてあったりと、元々落ちていた位置よりも高い位置に置いてある事が多い。これらは誰かの手によって拾われ、善意によって見つけ易いように高い位置に配置されている。しかしよく考えてみてほしい。本当にそれは見つけ易いのだろうか。

10年前、バイクに乗っている時に、後輪のホイールを留めているボルトが片方落ちた。気がついたのは家に到着してからだったが、確かに落ちた(と思われる)タイミングで異音は感じていたので、多分この辺りで落としたであろうエリアをほっつき歩いてようやく見つけた事があった。というか、よくタイヤが抜け落ちなかったなと思う。さすがは世界のホンダである。

その時、私は完全に足元だけを見て探していた。自分が物を落とした時を想像してみてほしい。本来落とし物というのは、足元にしか落ちる訳がなく、足元だけの確認作業で良いのだが善意によって目線の位置に配置される事により、目線の高さにある構造物と足元の両方を確認する必要が生じるのだ。このテーマは10年ほど前に気づき今の今までまで忘れていたが、電柱に貼り付けてある鍵を見てふと思い出した。

これは結構重要な問題だと感じていて、目線の位置にある事で逆に見つからなくて諦めてしまうパターンもあると思う。共通認識として、落し物はそのままにしておくか、警察に届け出る以外の方法はとらないようになればいいのではないだろうか。もっとも、草むらや山道など、完全に探したところで見つからない条件下の場合は除く。

因みに落とし物ポータルサイトなんて物があった。是非広がればいいなと思う。